40代の女性が再就職する時に、資格でもあれば再就職も有利に働きます。
一般的に資格というと仕事を手にするための切符のような存在ですが、栄養士や管理栄養士など食に関する資格は自分のライフスタイルにも大いに生かすことができます。
特に現在の日本は健康志向が強く食への関心が年々高まっていますので、栄養士という仕事が大きくクローズアップされています。
息の長い仕事でもありますから、結婚後に働いて一旦休職して子供が大きくなってから復職するという働き方ができるのも特徴です。
特に女性の40代でも再就職しやすいので、資格を取る人が増えています。
栄養士の資格取得方法とは
栄養士は「栄養士」と「管理栄養士」の2段階に分けられます。
栄養士は主に栄養学に基づいてメニューや調理方法を決定したり、健康を維持するための提案を行います。
資格は高校卒業後、厚生労働省が指定した栄養士養成施設で2年以上学び必要な知識や技能を修得した後、都道府県知事に免許を申請することによって無試験で取得することができます。
管理栄養士は栄養士よりさらに高度な知識を持ち、病気や障害を持つ人々へ必要な栄養指導を行ったり、大規模給食施設で大勢の人の給食を管理したりします。
管理栄養士の資格は栄養士免許を取得した後、卒業課程によっては実務経験を積み、管理栄養士の国家試験を受けて合格することによって取得することができます。
管理栄養士は食に関わる多くの職業の中で、唯一国家資格として認められているものです。
非常に高い専門知識を要する試験ですが、受験者は年々増加し、1991年には50%程度あった合格率は近年20%から30%程度という難関になっています。
実際の合格者は4年生の管理栄養士養成課程の新卒受験者がほとんどで、同課程の既卒者や栄養士課程の既卒者は低い合格率になっています。
卒業後にブランクがあったり、実務経験を積みながらの試験勉強は厳しいというのが実態です。
勉強の方法は参考書や問題集での独学の他、最近では通信教育やweb 講座も多く利用されています。管理栄養士の予備校に通うのも一つの方法です。
近年メタボリックシンドロームや生活習慣が問題となり、食の重要性が見直されつつあります。その中で栄養士はますます重要性が高まっている職業です。
ようするに管理栄養士とは、食と栄養のスペシャリストであり栄養管理や指導を行うのが主な仕事です。
栄養士よりも更に専門的な知識と技術を備えており、一人一人の体質や症状に合わせた指導を行います。
再就職先は栄養士と同様に病院や老人福祉施設などがありますが、薬局やデイサービスセンターに勤務することもありますので自分の都合や好みで選べるのも魅力です。
管理栄養士など食に関する仕事は最低でも2年間は在学して専門的に勉強しないと取得できない資格ですから、非常に大きな信頼があります。
そのためアルバイトやパートで働く場合でも1200円~ほどの時給がつくこともあり、資格手当てを含めると他の仕事よりも高い給料を得ることが可能です。
再就職で困っている人はとりあえずパートをしつつ、栄養士の資格取得をしてみてはいかがでしょうか。
40代女性が栄養士の資格をとり、働くにあたって気になるのが給料です。
結論からいいますと、栄養士の収入に関しては、高収入とはいえませんが、堅実で安定した収入であるといえます。
栄養士のニーズは年々高まる一方で、評価も上がってきています。
将来的にも非常に有望な比較なのですが、栄養士の仕事自体は、地味な縁の下の力持ち要素が強い仕事です。
管理栄養士が国家試験といえども、医師や看護士、弁護士のような高収入は望めません。
では栄養士の給料は具体的にはいくらぐらいでしょう?
地域によっても変わりますが、月給で17万〜22万円くらいが相場となります。
年収では250万〜400万円くらいです。
病院や福祉施設と比べると、委託給食会社の方が待遇面で劣ることが多いようです。
但し、職場によっては栄養士の資格手当がつく場合もあります。
栄養士資格だと、2,000円〜5,000円、管理栄養士だと、5,000〜10,000円ほどつくこともあります。
でも考えてみてください。
アルバイトやパートより給料はいいですよね。
どうしてもパートやアルバイトではなく、社員として働きたいのであれば、オススメの資格の一つになると思います。
栄養士の仕事は食に興味のある人がその職業につくといったやりがいなどを求めている人が多いのも事実です。
年々栄養士になりたいというニーズが増えているのも確かです。
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