お金の知恵袋!借金が減る人、減らない人の特徴

50万円の借金をしている2人がいたとします。

1人は比較的まじめで一生懸命借金を返そうとしているAさん。
もう一方は楽観的で借金は簡単に返せると思って甘く考えているBさん。

 

geralt / Pixabay

さて今から10年後まで2人とも借金が残っている状況としてAさんとBさん、どちらの人の借金が少なくなっている、もしくは借金がなくなっていると思いますか?

もちろん答えは、借金を一生懸命に返済していこうと思っているAさんだと思うでしょう・・・

実は違います。

一般的には楽観的に借金を簡単に返せると思っている人、つまりBさんなのです。

特に高利の業者に借り入れ、そのカラクリにはまり、抜けられない状況になった場合は上記のような結果になることが多いのです。

 

借金を簡単に考えているBさんタイプの人は何年か借金を重ねてきた後に消費者金融の金利では頑張って返済しても元金がなかなか減らないことに不満を持ちます。

感覚的に自由で「借金なんて返済したくない」という気持が強いので不満が強くなると返す気が無くなり、債務整理(借金を整理すること)などで合法的に借金を減らす、もしくは完全に借金をなくしてしまうのです。

借金を簡単に返せると思っているBさんタイプの人は自分の生活が成り立たないぐらいまで頑張って借金を返そうとせず、合法的に借金を減らす方法を探し始める時期が早いのです。

 

 

そのため、債務整理をする時は、まだ自分のお金を持っており、お金をかけて法律家に債務整理を依頼する余力を持っているのです。ある意味合理的です。

しかし、比較的まじめで一生懸命に借金を返そうとするAさんタイプは借金の返済がきつくなればなるほど、他の会社に借りてでも返そうとします。

借金が減る、もしくは減らないにかかわらず「遅れて申し訳ない」という気持から、どんな状況におちいっても支払い続けます。

そして、たとえ利息だけでも返済を続け、元金が減らなくてもお構いなし、常に相手に申しわけない気持が第一優先で、返せなくなったら他社で借りてでもまた返します。

それを続けるうち、もうどうにも出来ないという状況になっても「遅れるのは借りた自分が悪い」と自分を攻め続け、返済を無理やり続けます。

 

ここで自分を立て直す為にも債務整理を決断するのが懸命なのですが、見向きもしません。

これ以上無理を続けると、家族や親族にまで迷惑を掛けていきますし、この時点で既に迷惑をかけている場合も多々あります。

またお金を借りるにしても、一括で支払える位の金額ではなく、「自分の責任だから自分で何とかする」、もしくは「人に迷惑をかけては駄目だ」という気持が強い為、返済一回分、それも利息分ほどの金額だけ借りてきて入金し後は自分で何とかすると思い込み、問題の解決は見えないままになってしまったりします。

そして最悪のケースになると、その後身動きが取れなくなり、誰からも見捨てられそれでもどうにかしようと色々な方法を探し、債務整理に行き着きます。

しかし、債務整理するために、弁護士に依頼するのにも大金がかかる事実に突き当たります。

そしてその時、既にその余裕すらないことに気づいたりします。

 

 

 

借金を整理しようと行動するのに遅すぎることはありませんが出来るだけ早い行動が問題解決の近道だと知るだけでもまずは第一歩です。

返済資金と生活費の合計で借金が増える状況になる前が借金整理を考えるポイントとなります。

もし月々の返済が厳しいと感じたら、自分の借金の状況をチェックし場合によっては借金を減らしてしまいましょう。

 

目次

借金返済テクニック

MB-Fotografie / Pixabay

あなたが借金を返済していく時、一番効率よく返済していく方法はどのようなものでしょうか?
考えたことはありますか?

多くの人は借入額が一番少ない業者から借金を順番に無くしていく(完済していく)方法が良いと思われているようですが実は違うのです。

実は借金を一番効率よく返していくためには、借入れが一番多い会社を優先的に減らすのが良いのです。

あなたは一度完済しても、業者からの電話で再融資を受けたことはありますか?

多重債務者になる仮定で、1度完済している業者から何度も再融資を受けている方は非常に多く見られます。

これが問題なのです。

経験がある方は
「業者の泣き落とし作戦や口のうまさについつい借りてしまう。」
と思っていたでしょう。

複数社から借入れをしていた人は心理的なものもあるのでしょうが、1社でも大口の借金が残っていると、また借りてしまうことが多いように思われますが、これが現実です。

あなたが完済(借金を全額返済すること)した後、他に大口の借金が残っていた時にまた、完済した業者から大きく借りてしまう現実が起こりやすいのならその状況を作らなければ良いのです。

借金を増やしにくいパターンに自分を当てはめていくのもひとつの手なのです。

それに業者からすれば、借金の額よりも、借金している金融業者の件数が多い人の方が融資がしにくいのです。

つまり、借金が少ない業者を完済し、件数を減らしてしまうと、業者からすれば借りて欲しい人になる為、融資を必死でお願いするのです。

だからついつい借りてしまいがちなのです。

では次は、借金の減り具合の観点から、なぜ大口の借金から多めに返していく方が効率が良いのかと言うと、
例えば年利18%で100万円を借りていた場合、

元金に2万円を充当して返済した時の返済期間は、4年以上(51ヶ月)で総利息は約39万円になります。

一方、元金に3万円を充当して返済した時の返済期間は、3年未満(35ヶ月)で総利息は約26万円になります。

これを比較した場合に一目瞭然なことは、返済期間の短縮はさることながら、利息金額の違いの大きさに気付くことでしょう。

また、これにより見えてくることは、借り入れ金額が大きいほど利息が利き、借り入れ金額が小さいほど利息が薄くなることを利用して、借り入れをしている業者毎の金額に合わせて借り入れの少ない元金充当分を減らし、それを借り入れの多い元金充当分に足す(増やす)ことにより、トータルの借金の額を大幅に減らすことができるのです。
またそれにより、返済期間も大幅に短縮させることができます。

一度、返済計画を見直してみると、今以上に効率的な返済方法がきっと見つかるものと思います。

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