酸素カプセルとは
酸素を利用者に吸引させる装置を備えたカプセル。高圧酸素カプセル、高気圧酸素カプセル。 ようするに 人一人が入れる大きさの、密封できるカプセルがあります。 そこに人が入って、横になります。 密封したところで気圧を高めます。 1.1気圧から最大1.5気圧までです。 呼吸をすると通常より気圧が高いので、より血液中に酸素が溶けやすくなります。 結果、体の細胞に酸素が行き渡るようになります。 病気や怪我の治療で直りが早くなったり、疲労回復に効果があるといわれている健康機器、それが酸素カプセルです。 以前、サッカー選手にベッカム選手が怪我を回復させるのに使われました。 スポーツ選手が主に使用していましたが、最近は専門サロンなどが開店し、一般の方の利用も多くなって来ました。
酸素カプセルメリット
酸素カプセルの効果は大きく分けて8つの効果があるといわれています。
疲労回復
運動して筋肉が疲労すると、疲労物質である乳酸がたまります。 疲労回復のためには乳酸を酸素で分解する必要があります。 酸素カプセルを利用して酸素の吸入量を増やし、早く疲れを取る効果があるとされています。 また、酸素を取り込むことで、疲れにくい体をつくる、体質改善という効果も期待できます。 筋肉痛だけでなく、筋肉の運動に関係する病気(リュウマチ、膝・肩・腰の痛みなど)が軽くなったという体験談も多く見かけられます。
アンチエイジング
酸素カプセルを利用することにより血流がよくなり、酸素が肌の表面近くの細胞まで供給されることが期待されます。 このことで新陳代謝が促進され、肌がスベスベになる、色が白くなるとされています。
ダイエット
酸素カプセルを利用することは、酸素の吸入量を増やすことになります。 これは有酸素運動を行ったのと同じ効果が期待できます。 新陳代謝を増進させ大量の酸素により脂肪燃焼を促進することがダイエットのつながります。 また、酸素を取り込むと脳で志望の量を調整する物質、レプチンの量が増えてきます。 このレプチンの働きで、余分な脂肪を体内に溜め込まないような体質改善が期待されます。
ケガの回復
筋肉や靭帯の損傷や骨折などで傷ついた細胞を再生するには、多くの酸素が必要とされます。 酸素カプセルを利用することで、必要な酸素を効率よく供給します。
集中力アップ
人間のからで一番酸素を利用するのは脳です。 脳に十分な酸素を供給することが、脳の能力を十分発揮させることにつながります。 酸素カプセルに入ることで、脳への酸素供給を増加させることが期待できます。
生活習慣病予防
生活習慣病の予防には、適度な運動が進められています。 酸素カプセルの利用には、有酸素運動と同様の効果が期待されます。 そのため、成人病の予防に効果があるといわれています。
視力回復効果
眼球には、毛細血管が集中しています。 そこに酸素を送り届けることが、視力回復や眼精疲労の回復につながります。
レオロジー効果
聴きなれない言葉ですが、整体の世界でレオロジー効果という言葉を聴くことがあります。 これは、 「身体全体に均一に圧力をかけることで、骨格や筋肉のバランスを本来の形に戻す」 ことを目指しています。 酸素カプセルに入り、気圧をかけることで身体全体に均一に圧力をかけるレオロジー効果 が期待されています。
酸素カプセルデメリット
酸素カプセルは、大気圧よりも高い圧力の中で呼吸することで、通常より血液中に酸素が溶けやすくなります。
「酸素をとりすぎるのって、危ないんじゃないの」 と心配する方もいるでしょう。
しかし酸素カプセルでは、大気中の自然な酸素を使用しているので、過剰な酸素濃度で酸素をとることはありません。
また、一般的な酸素カプセルでの圧力は1.3気圧程度。
これは3メートルの深さの水に潜るくらいの圧力で、体や耳にかかる負担はほとんどありません。
ただし、次に上げる方々は体調の変化にご注意ください。
糖尿病でインシュリンを投与されている方
気圧の変化に弱い方 アレルギー体質の方
また、妊娠されている方や高齢者にはお勧めできません。
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