国内旅行や海外旅行へ出かけるとき、皆さんはどんなスーツケースを使っていますか?
数種類のスーツケースを所有していて、旅程や目的に合わせて選んでいるという人も多いと思いますし、 近々旅行のために新しいスーツケースを購入しようと考えている人いるでしょう。
そんなとき、知っておくと役立つ、基礎知識と後悔しないスーツケース選びのためのノウハウをお届します。
ハードキャリーバッグの選び方
海外旅行にはスーツケースというハードキャリーバッグ愛好家は多いし、その姿にあこがれている人も多いはず。また、旅行用にバッグを新たに購入しようと考えている方は、次にあげるハードキャリーバッグの長所と欠点をチェックしましょう。
ハードキャリーバッグのメリット
- ロックシステムがしっかりしているので、セキュリティ面で安心
- 防水性が高い
- 防塵性が高い
- 堅牢性が高いので、外側からの衝撃に強い
- キャスターが選べる(2輪or4輪)
- 国内ブランドが主なので日本人に合うサイズ展開がある
- カラーバリエーションが豊富
ハードキャリーバッグのデメリット
- 比較的重い場合が多い
- 外側にポケットがないので臨時の収納に困る
かなりのメリットがあるのだが、「重い」というデメリットでソフトバッグへ人気が移行していたが、最近のハードケースはかなりの軽量化が進んでいます。従来より薄いポリカーボネートを採用したり、さらに軽量化を図ったフレームレスのファスナータイプが登場したり、ハードケースにも新顔しています。
購入する際のポイント
- 素材
- フレームありかなしか
- キャスターは2輪か、4輪か
ハードキャリーバッグを選ぶ場合、まず着目したいのが素材。これによって重量や堅牢性が変わってくる。次に、フレームがあるのか、フレームレスのファスナータイプか、そして、キャスターは2輪か4輪か。
この3点を考慮に入れ、自分の旅に合ったバッグを選ぼう。もちろん、サイズは旅の期間に見合ったものを選びましょう。おみやげを購入するなどしてどうしても旅の途中で荷物は増えるもの。旅立ち時には2~3割程度空きスペースがある状態が望ましいです。
ボディの素材
樹脂素材としてはABS樹脂やポリカーボネート樹脂が代表的な素材である。そして、ポリカーボネートの採用でより軽量化することが可能になり、最近では ABS とポリカーボネートを混合した素材を使って双方の長所を生かすキャリーバッグも出てきた。そのほか、金属素材としてはアルミ合金があります。
樹脂・金属いずれも外殻を構成する硬質素材であるため、安全性に優れています。
フレームの素材
フレームはケースの背骨ともいえる重要なパーツであり、何より堅牢さが要求される部分になります。
バッグメーカー各社は、タフさのみならず軽量化のための工夫をこらしている。一般的には、比較的安価で軽く、丈夫ななアルミ合金を採用するケースが多いが、バッグメーカーのなかには、非常に高価なマグネシウム合金を採用して軽量化を図り、衝撃と外部からの力に対する耐久性をさらに高めているメーカーもあります。
ソフトキャリーバッグの選び方
ソフトキャリーバッグが人気を呼んでいるのは、まずハードキャリーバッグより軽い点です。
ただ、ソフトキャリーバッグといっても、しっかりとしたフレームが入っているバッグもあり、そうなると重さはハードタイプのバッグとそれほど変わらない。使われている素材は、バリスティックナイロンが主流。そして、外側にファスナーの付いたポケットが数カ所あり、内部もポケットが設置されるなど、使いやすい工夫がなされ、キャスターは大型化し、走行性も配慮されています。
ソフトキャリーバッグのメリット
- 外側が柔軟な素材なので多少詰めこんでもOK
- 荷物の増加に対応するエキスパンダブルタイプもある
- 外側・内部ともにポケットが多く、機能的収納が可能
- ビジネス仕様のサブバッグやスーツ収納のガーメントバッグなどサポート用品がラインナップされており、組み合わせて使える
- 一般的に軽量である
ソフトキャリーバッグのデメリット
- 一般的に水濡れに弱い
- 外からの衝撃などで内容物が変形する可能性がある
- ロックシステムに不安がある
ソフトキャリーバッグの選び方
セレクトするときのポイントは3つ
- 外側と内部のデザイン(ポケットなど)
- ハンドル
- キャスター
ソフトキャリーバッグをセレクトするとき、上記の3点必ずチェック。まず、外側と内部のデザインをよく確認しましょう。
ポケットの数やファスナーの長さ、エキスパンダブルタイプであれば、何センチくらい厚さが広がるのかまた忘れがちなハンドルの長さ調節に注目!。
ハンドルの長さを調整して、実際に引いてみる。とくに身長が低い女性の場合、ハンドルが調節できないととても使いにくい。 楽しい旅行がつまらなくなってしまいます。
ボディの素材
ソフトキャリーバッグに使われる素材の条件として上げられるのが、引き裂き強度と耐摩耗性が高く、そして安全性も高い生地になります。
現在、主流となっているのが、バリスティックナイロン。この素材はTUMIやパスファインダーといったアメリカの人気ラゲージブランドも採用しています。
フレーム
目安として 2万円以上のソフトキャリーバッグなら、ある程度のレベルのタフさを備えています。
これは、各バッグメーカーがフレーム構造の開発に力を注いだ結果だといえます。また、見えないところに軽量・堅牢化のための様々な工夫が隠されていたり、また、フレームとパーツの接続にも、腐食しないステンレス製のネジやボルトを使って直接固定するなど、細かい部分まで配慮しているバッグメーカーも多数存在しています。
外側からは見えない部分だけにチェックをあまり行いませんが、長く愛用しなら、ソフトキャリーバッグを選ぶ上で、フレームは重要チェックポイントになります。パンフレットや公式サイトなどを利用してチェックを行い出来れば、お店で確認したいものです。
ファスナー
日本の YKKファスナーならまず安心。
ソフトキャリーバッグには外側にポケットが装着されており、書類や雑誌などを収納できて大変便利なのですが、外側に出ているだけに、ポケットや開口部のファスナーは、破損しやすいパーツになります。
ファスナーを引くつまみの部分がこわれてしまう、いつの間にかなくなっていた、というトラブルは非常に多くあるのです。
また、ファスナー自体のトラブルとして、開閉できなくなるといったアクシデントもあります。購入時にはファスナー部分もチェックしておくこと。
縫製
タフさ、耐久性という面で縫製も重要なポイントとなる。これは、外側だけでなく、ちゃんと中もチェックを行うことが重要です。
海外のブランド品であっても日本向けに生産されたバッグは、厳しい検査を受けていることが多いが、一応、ミシン目に乱れやほつれがないかのチェックを行いましょう。
同じようなデザイン、容量であれば多少価格は高くなっても、トラブルが起きやすい部分に、ダブルステッチや重ね縫い、ステッチを強化するなどして縫製にも多くの配慮がなされているバッグを選びましょう。結果、安い買い物になります。
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