キャッシングの基礎知識
Taken / Pixabayキャッシングとは、個人を対象とした少額の融資で、担保や保証人を必要とせず、申込者の信用情報によって素早く融資する金融サービスです。
キャッシングは使途自由で、どのようなことにお金を使っても問題はありません。
利息はお金を借りている日数により計算され、借りてから返済迄の利用期間が短ければ、利息も少なくて済むという合理的な仕組みになっています。
また、年会費、あるいはカード発行にかかる手数料は発生しません。
ホームページからキャッシングの申込みが可能なインターネットキャッシングも拡大しており、契約を手軽にできるようになりました。
目の前にあるパソコンやスマホからキャッシングの申込みが可能ですので、他の人と顔を合わせることもなく手続きができます。
キャッシングの審査は一般の店頭申込みと全く変わりありません。
インターネットキャッシングでは、さまざまなキャンペーンを行っていて、融資条件が店頭での申込みよりよいこともあります。
キャッシングを利用している人の中心は、20代~40代の方が多いようです。
大規模な調査において、今までキャッシングを利用したことのある成人は、60%以上もいるという調査もあるくらい利用者の幅は広くなっています。
キャッシングで借りたお金の使い道は人それぞれですが、女性は被服費や生活費、男性は交際費などがメインになっています。
キャッシング会社の選び方
キャッシングに関心のある人は少なくありません。
使途自由でお金の借り入れができる金融サービスがキャッシングです。
最初に決まった限度額の範囲内で、カードを使って何度でも金銭の融資を受けることができます。
必要な金額、使い道、返済条件などさまざまな特徴がキャッシング商品ごとにありますので、自分に使いやすいキャッシングを選択してください。
たしかに金利が安いにこしたしたことはありません。
しかし土日や給料日までの、数日間だけの利用目的だったらどうでしょうか。
通常の金利は高くても、無利息期間があるカードの方が断然お得です。
融資を受けたお金を返しやすい環境が整っているキャッシングを選ぶのも賢い選択肢です。
毎月の返済をきちんと行うことはとても大事です。
お金を返さなければならない日は意外と頻繁にきますので、その時にきちんと返しきれないと信用度が下がるだけでなく延滞金もつきます。
借りたお金の返済しやすさを優先するなら、近隣に返済可能場所があるか、引き落とし可能なところにしましょう。
安全性、信頼性の面からキャッシング会社を選択するという視点も、大事な点といえます。
本来は5万円でよかったところ、10万円の融資をすすめられたという経験はありませんか。
融資額が高ければ利息も高額になりますので、借入額と返済額の差が大きくなるでしょう。
慎重にキャッシングを選べば、快適に利用することができるでしょう。
キャッシングのメリットとデメリット
ちょっとしたお金が必要な時、短期間だけキャッシングを利用すると、利息がほとんどかかりません。
もし5日後の給料日までの生活費をキャッシングから補いたいと思うなら、5日後には確実にお金が返済できるので借り入れ期間は5日間だけです。
一方、休日に銀行ATMを使うとそれなりに手数料が必要です。
しかしキャッシングで同じ金額を借りて翌日に返済すれば利息は数円しかかからず、銀行の時間外手数料を支払うよりもはるかにお得です。
キャッシングのいいところは、借りたいお金が早く手に入ることもあります。
借入れ審査に時間がかからず、すぐに借りることができるので、急な入り用の場合も安心です。
金利手数料は、借りる金額が少ないとどうしても高くなりますので、注意が必要です。
気をつけなければならない点は、キャッシングは長期間の借入れや高額融資では利息が高くなりやすいことです。
キャッシングの利便性も上がっていて、24時間コンビニのATMでいつでもお金を借りられます。
中には、手軽に利用できるために軽い気持ちでキャッシング利用を繰り返し、返済ができないほど借りすぎる人もいるようです。
手軽にお金を借りたい人がキャッシングに集まってくる一方で、そういった人たちの弱みにつけ込んで利益を得る闇金融に高金利で貸し付けられる危険性も看過できません。
お金が足りないという弱みにつけこまれて被害にあわないように十分に気をつけましょう。
キャッシングの金利上限
キャッシング会社が金融商品について、広告をおこなったり、融資の説明をおこなう場合、実質年率を用いて表示をしなければならないことになっています。
表示しなければならない実質年利には、元金にかかる金利の他、手数料や書類作成費などが合算されます。
表示される金利には、諸費用をすべて含めるように定められているためです。
こうした決まりがあるため、実質年率を低く見せかけることはできないようになっています。
家電品などの購入など、ショッピング・クレジットの時に使われるキャッシング金利については、アドオン方式での計算が行われています。
アドオン方式の場合も実質年率で表示するよう決められています。
アドオン方式で算出した利息を実質年利に換算した表示が行われるため、他の金融商品との金利を比較しやすいようになります。
出資法は、実質年率の上限を29.2%にするように決めています。
そのため、実質年利が29.2%を超えるキャッシング会社は、違法な貸し金を行っているヤミ金融ということになります。
しかし、実質年率を比較してせっかく金利の安いところからお金を借りたとしても、返済が遅れて延滞料が生じてしまいますと意味がありません。
延滞料は借りる金利よりも高額に設定されている場合が多いので、低金利のキャッシング会社を選んでも意味がなくなってしまうことがあります。
返済が遅れて高額の延滞料を支払うようなことにならないように、返済の見通しはしっかりと立てて、計画的に返済しましょう。
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