拡大機と言っても虫めがね的なものじゃなく、OHP的なものでもなく、印刷物を大きくするプリンタの事です。
例えばA4サイズの原稿をA2サイズに拡大して印刷して、黒板やホワイトボードに貼り付けて使用するなんて感じの、主に学校で使用されている機械の事です。
拡大機の現状
今一番市場に出回っているのは富士フィルム製の拡大機です。
ポスタープリンターなんて呼ばれている製品です(製品型番:ST-1、5000Wideなど)
このニッチな機器が実は今とても熱い市場なんです。
そもそも拡大機の需要はほぼほぼ学校で民間企業で使用されることがないため、どのメーカーもチカラを入れていませんでした。
しかし、昨今の不景気で民間企業の購買意欲は低下する中、毎年物品が予算化される学校は確実に購入してくれるターゲットとして、各メーカーが学校向けの商材にチカラを入れ始めているのが現状です。
拡大機は富士フィルムだけじゃない
富士フィルムだけの市場と思われてきたこの拡大機の市場ですが、実は今レッドオーシャンになりつつある市場なのです。
富士フィルムの拡大機は原稿読み取り部分が本体と一体化されているのでコンパクトな作りになっているのですが、そもそも教科書を拡大したいと思ってもA4で収まらないことがあります。
A4じゃ物足りない。できればA3まで対応してほしい。富士フィルムの拡大機は印字スピードが遅い。そんな現場の声を聞いた各メーカーが「打倒!富士フィルム!」でこのブルーオーシャンな市場に攻めてきています。
現在、拡大機の市場に攻めてきているメーカーは「マックス」「エプソン」の2メーカーです。
マックスの拡大機は隠れた名品
マックスって文房具のホッチキスのマックスです。マックスはホッチキスだけ作っているわけではありません。
実はずいぶん昔からラベルプリンタや広幅プリンタ(葬祭向け)を販売しています。
ラベルプリンタはテイクアウトの飲食物に貼ってあるラベルを作ったりするプリンタ、広幅プリンタは葬祭で出る花輪の名前部分の印刷で使用するプリンタです。
この2つに共通することはどちらも感熱方式の印刷を行うということです。
この感熱方式の技術を古くから研究開発しているマックスの拡大機。どうですか?気になりませんか?
マックスの拡大機 拡大当番とは
F社の拡大機を使用していてこんな困りごとはありませんか?
休み時間を利用して印字しようとしたら時間がかかりすぎて授業に間に合わなかった
子供達の理解度をあげるために、国語の文章や算数の解き方、地図、歌詞、動物の骨格など、その日の授業で使用するものを準備しようとしたけど、印字スピードがおそすぎて授業に間に合わなかった。
マックスの拡大機なら印字スピードが速いので休み時間内に印刷が終わります。
A0サイズの印字速度→53秒
F社の最新モデルは89秒。旧モデルなら288秒かかります。休み時間が10分(600秒)だとして、マックスなら約10枚出力可能です。
原稿が本の時はコピーしてからじゃないと出力できない
教科書やA4サイズ以外の資料を拡大しようとしたら、A4にサイズを合わせてコピーしなければならないので面倒。
マックスの拡大機なら、読み取り部分が一体化されてないので、既設の複合機などに対応することができるので教科書の見開きやA3サイズなどなど、A4サイズに合わせること無く利用することができます。
ムダなコピーをすることなく、カンタンに作業することができるのが特徴です。
横断幕や懸垂幕を作るとき、貼り合わせて長い原稿を作らなければならず面倒
卒業式や入学式のイベントで横断幕や懸垂幕をF社の拡大機で作るとき、複数枚の原稿(A4)を貼り合わせて作っていると思いますが、マックスの拡大機ならそんな面倒な作業をすることなくカンタンに横断幕や懸垂幕を作ることができます。
ということで、マックスの拡大機は教育現場の強い味方です( ー`дー´)キリッ
※マックスの回し者ではありません。
エプソンの類似品がありますが。。。
大判プリンター SC-T32MSSC/SC-T3EMSSC|製品情報|エプソン
プリンタと言えばエプソンです。エプソンにも学校向けの拡大機はありますが、マックスや富士フィルムは感熱方式に対してインクを使用するタイプなので、ランニングコストが高くなってしまいます。
SC-T32MSSC/SC-T3EMSSCのランニングコストはモノクロで約47.6円となっていますが、実際は起動時などでインクを消費するのでコレ以上のコストになるでしょう。
強みはカラー出力ができることですね!
まとめ
マックスのステマのような内容になってしまいましたが、良い製品は良いのです。
良い商品を紹介して多くの皆様に知って頂ければメーカーさんも喜んでくれるかなと。
コメント