そもそも筋肉痛というものは、普段身体を全く動かさない人がある日突然、スポーツなどをやるために起こる現象で、運動習慣がない人は筋肉の強度が低くなってしまっているため、運動の強度に筋肉がついていけずに傷ついてしまうのです。
また、年を重ねるごとに身体は「老化」していくために自分で思っているよりも、身体の強度が低くなってしまうのです。
「急に筋肉を伸ばす・動かす」ことが痛みの原因になっている訳ですから、普段、時間のあるときにストレッチや背伸び(寝る前が効果的です。)をするだけでも、痛みはかなり軽減されます。
筋肉痛予防に役立つ食べ物
ビタミンC
ビタミンCは筋肉の修復を助け、疲労回復を促してくれます。
疲れが蓄積されてしまうと、血行などにも影響しますので、痛みもなかなか治らなくなってしまいます。
ビタミンB群
ビタミンBはたくさんの種類がありますが、これらは糖質(炭水化物)の消化を助けエネルギーに変えてくれる、重要な役割をしています。
ビタミンB群が不足してしまうと乳酸などの疲労物質がたまってしまうため、日常的にも「疲れやすい体」になってしまうのです。
ビタミンB群は、まぐろ、サケなどの魚類、豚肉、にんにく、レバー、納豆などにたくさん含まれています。
にんにくは「スタミナのもと」のようなイメージがありますが、栄養学的に言っても、それは正しいようです。
ビタミンE
「抗酸化作用」を持っているため、「老化」の原因でもある活性酸素をガードし身体の老化を防いでくれるのです。
アーモンドなどのナッツ類や大豆、かぼちゃに多く含まれています。
筋肉痛予防に大事なストレッチ
スポーツ前のストレッチ、これは「準備体操」という言葉もあるように、
「運動に備えて身体・筋肉を温めておく」
「日常で使わない筋肉を伸ばして、怪我を防ぐ」
という意味があります。
筋肉というのは不思議なもので、急に引っ張られると元に戻ろうとして逆に縮んでしまうのです。
また、いきなり引っ張られることによって無理に伸ばされ傷んでしまう恐れもあります。
さらに、縮んでしまった場合、伸びている状態よりも硬くなっています。
いわゆる、「力こぶ」の状態です。
硬い筋肉は柔軟性に欠けるために痛みが出てきやすいというデータもあるほどです。
ということで、ゆっくりじっくり筋肉を伸ばすことが大切なのです。
筋肉痛予防に大事なマッサージ
お風呂の中でのマッサージ、これは要注意です!
確かに温めながらマッサージをすると、上手くほぐれて痛みが治まるような気がしますが、ちょっとやり方を間違えるとかえって痛みを悪化させてしまう恐れがあるのです。
その理由は、炎症して痛みがある場合、(痛みがある=炎症している、と思ってOKです。)温めてしまうと血行が良くなり、その痛みを促進してしまう恐れがあるのです。
つまり、痛みがひどくなります。
一番効果的に痛みをなくしていくポイントは、
「温める → 冷やす → 温める」
の3段階で治す方法です。
痛みが激しい時は氷や水などで冷やし、痛みが治まったらお風呂などで温めてマッサージが効果的と言われています。
運動前にコーヒーを飲みましょう
運動前のコーヒーは、痛みの予防のためにも非常に重要なものなのです。
コーヒーには「カフェイン」が入っています。
このカフェインは筋肉にとってどのような働きをするかと言いますと
疲れにくくなる
カフェインは、天然の興奮剤のようなものです。よくテスト勉強で徹夜している人が熱いコーヒーを飲んだりしますが、実はカフェインは筋肉の疲れを軽くしてくれる、という働きもあります。
これにより、痛みを予防することが出来ます。
集中力アップ
運動しているときというのは、普段の動きと違うため人間は無意識のうちにその動きに集中しています。
それを助けてくれるということはスポーツをやる上では非常に大切です。また、集中力が上がることによって、
怪我を防ぐ、という効果もあります。
脂肪燃焼
カフェインには「体内の脂肪を優先的にエネルギーに変えてくれる」という働きもあるのです。
コーヒーを飲むことで、痛み予防のみならずダイエットにも効果大、という訳です。
ということで、カフェインはとってもいい働きをしていることがわかります。
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