タバコがやめられないのか?
- コーヒーを飲むとタバコが吸いたくなる
- 食事をするとタバコが吸いたくなる
- 脂っこいものや甘みの強いものや味の濃いものを摂るとタバコが吸いたくなる
- 炭酸飲料を飲むとタバコが吸いたくなる
- アルコール類を摂るとタバコが吸いたくなるのでしょう
- 自分の好きなものを口にするとタバコが吸いたくなる
これらに共通することは。。。
満足です。満足するとタバコを吸いたくなるのです。
ただ満足だけではなくストレスを感じると吸いたくなるのです。
満足とストレス
一見相反する精神状態にもかかわらず、共通してタバコが吸いたくなります。
これらには隠れた共通点がありました。それは
満たされていない
ということです。
タバコがやめられない最大の秘密でもあり、タバコをやめるべき最大の理由でもあります。
喫煙は満足していないときに成立します。
なので、
ストレスがあるとき、というのは理解できますが、問題は満足しているときなんです。
実は満足しているときこそ、満足していないのです。
違う言い方をすれば、「満足できる状態なのに満足できてない」状態。
体が満足を感じているのに脳が満足を感じないのです。
お腹いっぱい美味しいものを食べても脳の報酬系だけが満たされていないのです。
ということは、ニコチンの力で満足を得ることに慣れてしまっています。
何を食べても本来の満足が得られないのです。
もちろん食べ物に限ったことではなく、あらゆる快感や満足感を得ると苦しくなってしまうのです。
そして、その苦しみから開放されたいがためにタバコに火を付けてしまいます。
ニコチンがなにかを脳にもたらす
喫煙によって脳に届いたニコチンは、報酬系という快楽を感じる部分に作用して、満足感や達成感に似た感覚を呼び起こします。
本来持っている満足感をもたらす機能が「ニコチンにまかせておけば問題ない」と怠けてしまうのです。
ところがニコチンが分解されるのはとても早くて1時間で約4分の1にまで減ります。
私たちが本来持っている満足感をもたらす機能は、そんなに急激な変化には対応できません。
ということは、急激に満足感が奪われ、いらいらや不安、集中力の欠如、漠然とした物足りなさ、といったものを感じることになります。
そしてこれらの不快感は次の一本で急激に解消されます。
吸わない時間が長いほどこの高低差が大きいため、より美味しく気持ちよく感じます。
何かをした後の一本が、気持ちよく感じられる主な理由がこれです。
ニコチンに依存してしまった脳はニコチンの分解速度が早いため、持続的な満足を得られることができない。
すなわち、頻繁にそして永遠にニコチンをとり続けることになるのです。
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