仕事で疲れているんだ
【仕事でつかれているんだ】(夜の夫婦の会話編)
遅いシャワーを浴びた妻が、すでにベッドで寝息をたてている夫にそっと寄り添い、物欲しげに夫の体を揺するところから始まる。
なお、妻がうすいピンク色のスケスケネグリジェを身に着けているならば、より激動の昭和ベタ度が増す。
そんな桃色遊戯な語録。
熱いお湯とタオルを!!!
【あついおゆとたおるを】(わたししかいない語)
突然、お産づいてしまった妊婦を前にたよりになるのは自分しかいない場合に用いる語録。
犬の赤ちゃんをとりあげたことがあるなどの情報を周りに言うと助産婦度が高まる。
うちはうち!よそはよそ!
【うちはうち!よそはよそ】(おねだり対策語)
経済的状況を教育方針とすりかえるための両親の語録。
現在は、子供に全てに買い与えてしまう親や祖父母が増えてしまっているので絶滅危惧語に指定されている。
家の鍵は玄関の鉢の下においてあるから
【いえのかぎはげんかんのしたにおいてあるから】(おでかけ語)
そんなことをしてはいけないのである。そんなことをしたらセコムの人に怒られてしまうだろうし、もしくは呆れられてしまうだろう。それはまるで、泥棒に入ってくださいと言うようなものである。
しかし、相手が『策士』といわれる場合、こういう、常識を逆手にとった、このような作戦も有効なのである。
相手に要らぬ疑いを抱かせる、いわゆる「空
城の計」といえるものだろう。
そんな語録。
夕方の公園で、父と逆上がりの特訓
【ゆうがたのこうえんでちちとさかあがりのとっくん】思いでぽろり語
小学生や中学生は「特訓」が好きなのである。何かあるとすぐに「特訓」しちゃうのである。
「特訓だ!」この一言で熱い思いに浸れるのである。
そして《逆上がり》が出来るか出来ないかということは、50メートルを何秒で走れるかと同様に、小学生のレゾン・デートル(存在理由)なのであり、その『実存』にかかわる問題なのだ。そんなシチュエーション。
ファミコンばっかりしてないで
【ふぁみこんばっかりしてないで】(ゲームは1時間だけ語)
両親から見たら子供が夢中になっているゲームは、プレステやXbox、ましてや、ドリームキャストではなくファミコンなのである。
ゲームといえばファミコンがお母さんの図式である。
ゲームに夢中になっている子供に用いるベ語録。
お前ぐらいの年には・・・
【おまえぐらいのとしには・・・】(俺立派語)
父親が成長した子供に対して、自分はそのぐらいの年の時には立派に生活していたぞと自慢する際に用いられるベ語録。
時代の流れなどは一切無視である。
家が狭くなるからダメだよ
【いえがせまくなるからだめだよ】どこ置くんだよ語
カッコよく生きたい。きっと誰もがそう思っているだろう。俺だって、アタシだってマイルームを「お部屋改造」したい。そして「ウチの、熱帯魚見に来ない?」とか、「僕の部屋のホームシアターでアルマゲドン見ない?」とか、素敵に女の子を誘ってみたいのだろう。でも、そうはいかない住宅事情が言わせる語録。
こんな夜おそくまで何してたんだ!
【こんなよるおそくまでなにしてたんだ】(子供とられないぞ語)
思春期の子供たちは夜、夜中遊びたいものである。家を窓から抜け出して遊びに行ったりする。
娘の父親は、娘が夜中まで遊んでいてどこの馬の骨ともわからない男に引っかかってしまっていることを心配するときに用いる語録。
その後、門限が厳しくなったり家から一歩も出るなと言うと頑固オヤジ度が高まる。
コーラは骨が溶けるからだめ!
【こーらはほねがとけるからだめ】(炭酸禁止語)
親は子にジュースを与えないものであった。
特に炭酸飲料は断固としてゆずらずオレンジジュースを勧められたりするのである。
そんなコーラが飲みたくて
しょうがない子に対して親が恐怖を持って抑止するための語録。
なお、コーラをねだる子供がジダンダを踏むと
クソガキ度が高まるのはご存知のとおりである。
好きな子とかできたのか?
【すきなこととかできたのか?】(気になる語)
親としては子供の恋愛事情は気になるものであり、色々な兆候を察知してむむっコレは何かあるなとやっと発することができる語録。
大抵は、子供には黙殺されてしまうのである。
今やろうとおもってたとこ
【いまやろうとおもってたとこ】(口答え語)
母親から、父親から何かをやりなさいと言われた際に思春期の子供が用いる語録。
思ってただけであって実際に行動に移すことは稀である。
コメント