なぜ禁煙は難しいのか? 途中で挫折する人が多いのか?
今までの禁煙法では、いま持っているタバコやライターを捨ててまで、いきなり全くタバコを吸わずにスタートする禁煙法には無理があったと思います。
長年吸い続けていたタバコを、ある日突然1本も吸わない事にする!
こんな禁煙法で失敗された方も多いと思います。
- 「禁煙をはじめた」と、みんなに宣言すると続けられる…
- 禁煙グッズでタバコを止める…
そんな、いきなり禁煙する方法では、ニコチン切れで禁断症状が出て挫折したり、タバコが吸いたくて、苦しくてたまらなくなる事が多いようです。
そこで、突然止める禁煙法ではなくもう少し時間を掛けて、ノンビリと禁煙してみませんか?
禁断症状で苦しくなる事を最小限に抑えてイライラしないで、徐々に禁煙を成功させていく方法をご紹介いたします。
1.禁煙をはじめる準備
挫折しにくい禁煙法、失敗しにくい禁煙法とは?
何度も言いますが、「今日から突然禁煙します!」は、苦しむだけなのでオススメしません。
物事には、心の準備や段取りなどが必要です。
禁煙の禁断症状で苦しまないために準備をしましょう。
まずは、タールやニコチンの含有量の多いタバコを吸っている方は低タール、低ニコチンのタバコに替えましょう。
できれば、タール1mg、ニコチン0.1mg程度のメンソールがおすすめです。
なぜメンソールなの?と思うかも知れませんが…
禁煙を楽に成功させるには、メンソールに替えることもポイントなんです。
低タール、低ニコチンのタバコに替えると、本数が増えてしまいがちですが
少しだけ我慢して、まずはいつもと同じペースで吸って慣らしていきましょう。
突然1本も吸わない禁煙よりは、断然苦しくないと思います。
これが禁煙の第一段階です。
2.タバコを吸う場所を制限する
タール1mg、ニコチン0.1mg程度のメンソールのタバコに替えてしばらくしたら次のステップに進みましょう。
禁断症状で苦しまずに、ノンビリ進める禁煙法なので低タール、低ニコチンのタバコに変更してからの期間は1日でも、1週間でも構いません。
慣れて自分で大丈夫だと思ったら、次の段階にボチボチ進みましょう。
次のステップでは、タバコを吸う場所を限定していきましょう。
例えば、リビングでは吸わない、パソコンの前では吸わない…など
普段何気なくタバコを吸ってしまう場所を、禁煙ゾーンにしてみます。
換気扇の下でしかタバコを吸わない、ベランダでしかタバコを吸わないのも一般的ですね。
クルマの運転中はタバコを吸わないなどのルールを自分で決めていきます。
とにかく喫煙場所を限定することで、タバコを吸うために移動するのが面倒で
少しだけタバコの本数が減ってくると思います。
苦しかったら極端に減らす必要はありません。
ノンビリと、少しずつでいいんです。
とにかく禁煙が苦痛に感じない程度に進めて行きましょう。
3.タバコを吸う時間帯を制限する
低ニコチンのタバコに替えて…喫煙場所を制限して…
喫煙時間帯を制限してみましょう。
一般的に、タバコが美味しく感じて、一番吸いたくなる時間は食後と言われています。
そこで、一番タバコが美味しく感じる、食後はタバコ吸わないようにします。
最初のうちは、食後1時間はタバコを吸わないようにします。
1時間程度なら、何とか我慢できると思いますので、まずは食後1時間は絶対にタバコを吸わないようにしてみましょう。
慣れてきたら、食後1時間半…食後2時間…と禁煙タイムを伸ばしていきます。
この1番吸いたい時間を我慢できるようになれば、また完全禁煙に向かって1歩前進です。
自分がタバコを吸いたくなる時間だけを禁煙タイムにする!
これが意外にも効果的で、「タバコ吸わなくても平気じゃん!」と思えるようになる事がポイントです。
挫折しにくい禁煙法では、全く吸わない苦しい禁煙法と違いタバコを吸ってもいいけど、場所や時間帯を制限しながら、禁煙に慣らしていく事がミソです。
一番吸いたい時間に、1時間が我慢できない方は今人気の電子タバコなどで、吸ってる感を味わって乗り越えるのも良いですね。
禁煙パイポなどでもOKです。
1番タバコを吸いたい時間の禁煙を慣らしていきましょう。
4.メンソールでタバコを減らす
ニコチン0.1mgX10本ぐらいに減らせれば、1日のニコチン量の合計が1mgになります。
タバコを完全に止めなくても、この程度まで我慢できるようになればmニコチンへの依存度も、かなり下がってきていると考えられます。
最初に、タール1mg、ニコチン0.1mg程度のメンソールのタバコに替えるのがオススメと言いましたが
なぜメンソールが良いのでしょうか??
メンソールのタバコの味に慣れると、フリスクやミンティアなどを舐めたり、ミント味のガムを噛む事で
ミント系の味だけでも、ある程度我慢できるようになってきます。
電子タバコや禁煙パイポなどでもミントやメンソール味があるので同じような狙いです。
個人差はありますが、「タバコが吸いたいな!」と感じた時に試してみると
さらにタバコの本数を減らすことができると思います。
このあたりまで節煙が進んでくるとタバコを吸わない時のイライラ感も少なくなってきてると思います。
突然1本も吸わなくする禁煙法だと、ストレスやプレッシャーから禁煙を挫折する可能性が高くなる時期ですが
徐々にニコチンの依存度を下げていく方法なら、ここまでは難しくないと思います。
人間の欲望は、突然「ダメ!」と言われて禁欲する事は非常に難しいのです。
吸いながら気楽に、少ないニコチンでイライラしない身体にしていきましょう。
まとめ
結構な金額のタバコ代を使っていた事に気がつくと思います。
毎日1箱のタバコを吸っていた人は
1箱300円として、365日で10万9500円
2箱の人なら21万9000円も1年間に煙にしていた計算になります。
10年も禁煙すれば、新車が1台買えるかも??
タバコを部屋で吸っていると、部屋の壁紙もヤニで変色するし…
賃貸のアパートやマンションだと、退室時に敷金の返還が少なくなったり追加を請求される場合もあるようです。
車で吸っていれば、内張りやガラスもヤニだらけでエアコンの風までタバコの臭いが…
クルマの内張りがヤニだらけだと、下取りの査定額が下がる可能性も…
パソコンや電気製品などもヤニの影響で寿命が縮まります。
お金を節約するためにも、健康のためにも
やっぱりタバコは「百害あって一利なし」ですね。
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