いつの時代も新型インフルエンザが大流行しています。
風邪、インフルエンザの予防と治療にアロマの香りが有効だそうです。抗菌、抗ウィルス作用があるからですね。
その昔、ペストがエジプトの方で流行した時に、感染しなかった者は誰かというと、ピラミッドの内部に盗みに入った泥棒だったと言われています。なぜかと言うと、ピラミッドの内部の墓には、腐敗を防止するためにアロマの香りが充満していたからだとか。
ヨーロッパや北アフリカでは、アロマ、ハーブは薬用として使用されていますが、日本ではリラクゼーション、癒し目的に過ぎません。最近は、病院でもアロマを治療に活用しているところが出てきています。
いろいろ調べると、アロマにはかなりの薬効があるようです。鼻から薬効成分を吸って直接脳に作用しますので、心の病や痛みの緩和にも最適ですね。
アロマは女性が使うものだとのイメージがありますが、男女年齢問わず、うまく活用して心と脳の正常化に役立てたいものです。
(以下、記事より引用)
医療分野で広がるアロマテラピー
アロマテラピーは20世紀に確立された療法。民間療法、伝統療法として発達してきました。
日本や中国では古くから植物(薬草)が民間療法として活用されてきましたが、ヨーロッパでもハーブなどが研究され使われてきました。その植物の強力な作用から一部の医薬品も発明されています。このように植物は現在の医療の原型の一部を形づくってきました。そんな中で精油(エッセンシャルオイル)がはじめて蒸留されたのが10世紀頃といわれ、それによってエッセンシャルオイルも人々の健康や文化的な側面の中で活用された歴史をもちます。
エッセンシャルオイルを使った方法がアロマテラピーとして体系化されたのは1930年頃。フランス人によって命名されたこのセラピーは、もともとは医療的なものでした。つまり治療する目的でエッセンシャルオイルを塗ったり内服したりしたのです。そのため今でもヨーロッパの一部ではエッセンシャルオイルを薬のように使っています。ところが、アロマテラピーが日本に紹介されて広まったときにはファッション的なイメージ、つまり美容やリラクゼーションとして受け入れられました。そのためまだまだ日本ではそのような領域での活用が主流のようです。
しかし、1990年代に設立されたいくつかの専門的な団体の影響もあり、アロマテラピーを医療分野で取り入れていこうという流れがでてきました。そして現在では治療にアロマテラピーを活用する病院もあります。
治療の一環として使われるエッセンシャルオイル
導入方法は病院によって色々ですが、例えば婦人科では、女性特有の疾患である月経前緊張症、更年期障害のケアや不妊症問題に使われていたり、
心療内科や精神科では鬱症状の緩和や、心身症の治療に投薬と共にアロマトリートメント(マッサージ)を実施。眼科では手術前のケアに使われたり、また終末期のガン患者のための心身的苦痛の緩和などとしても実践されています。高齢者施設でもインフルエンザの予防やリフレッシュにアロマテラピーを活用してる施設があります。わたくしガイド自身もボランティアで医療・福祉機関や高齢者施設にアロマトリートメントを実施しに赴くことがよくありますが、どこでも歓迎され喜ばれるだけでなく、しびれや硬直が軽減したり痴呆症の方の気分が安定したりといった変化を目の当たりにしています。
風邪、インフルエンザ
ティートゥリーのもつ抗菌、抗ウィルス作用がポイント。スプレーすることで湿気も加わります。
手洗い、うがいのほかに、実際に空気をキレイにすることで風邪やインフルエンザを予防します。
【アロマホームケア】
無水エタノール10mlに抗菌、抗ウィルス作用が期待できるティートゥリーのエッセンシャルオイル5滴を入れてよく混ぜ、そこへ水(精製水)50ml加えてスプレー容器に移してエアスプレーを作ります。これを噴霧することで空気を消毒、浄化します。
- ティートリー 抗菌作用、抗ウィルス作用、免疫促進作用があります。
- ユーカリラジアタ 抗菌作用、抗ウィルス作用、去痰作用があります。
- ラバンサラアロマティカ 抗菌作用、抗ウィルス作用、去痰作用があります。
使い方
マッサージ・うがい・内服(注意:通常医師の処方が無い場合は、精油の内服はできません)
レシピ
ティートリー2滴、ユーカリラジアタ2滴、ラバンサラアロマティカ2滴、ホホバオイル15ml
用法
ブレンドした精油をホホバオイルでうすめて、手のひらにとり首の前面と、側面、胸全体を円を描くようにマッサージしていきます。1日3回を目安に眠る前や咳がひどいときなどにマッサージします。予防には、ティートリー2滴を50mlの水にいれてうがいをします。
ティートリーを内服する場合、体重10kgあたり1滴を1日量としてこれを数回にわけて飲みます。
(以上)
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